玄関引戸錠 鍵を回しても開かない! 焼津市

玄関 鍵交換

玄関引戸 開かない

焼津市にお住まいのお客様より、玄関の鍵が開かなくなったとのご相談でお伺いしました。

お客様宅にお伺いして確認すると、玄関引戸の鍵を開けるほうに回すと、カシャンと開いた音がするのですが、鍵を抜いて扉を開けようとすると鍵が掛かっていて開きません。

よく確認して見てみると、錠前内部のバネが折れているようで開けたあとに鍵を抜くと勝手に錠の鎌が出てきてしまい、ロックした状態になってしまっていました。

バネが折れて鎌デッドが勝手に出てくる

この内部のバネが折れると、なるべく修理で直したいと言われるお客様でもバネだけ部品交換が出来ないため、錠前一式交換が必要になります。

そこで今回、お見積りとしてご提案させていただいたのは、①(ウエスト 324BT) 既存の錠前と同じ使い勝手と刻みキーの同じ防犯性能の鍵と、②(MIWA PSSL-1LS)既存の鍵よりも使い勝手が楽になり、ディンプルキーで防犯性能も上がる鍵の2パターンでお見積りして、お客様に②のピッキングに強い引戸錠を選んで頂き、交換作業となりました。

切り欠き穴

では早速PSSL-1LSは万能引戸錠となっていて、引戸の召し合わせ錠(真ん中)ならある一定の切り欠き穴と、扉の暑さであれば、どのサッシメーカーでも取り付けることが出来る万能錠となっています。ですが万能引戸錠はその扉の暑さや、錠前を外したときの切り欠き穴によって、エスカッションやライナーのプラスチック板を使って、錠前に挟んで取り付けしなくてはなりません。中にはこのエスカッションやライナー板を使わなくても取り付けられる扉はあります。

またよくホームセンターでも万能引戸錠を販売していて、ご自身で取付ようと購入されてやってみるのですが、このエスカッションエスカッションやライナー板が曲者でうまく取付することが出来なくて、引戸錠はあるが取付出来ないので取付にきてほしいなんてご依頼もあります。またご自身で取り付けたと言うので見てみると取付が中途半端だったりして、本来の防犯性能が発揮出来ていない取り付け方をしているお宅もたまに見受けられます。

ご自身で取り付けることが出来れば、当然、鍵屋に依頼する取付費は掛かることなく金額を抑えることはできますが、取り付け方次第では本来持っている錠前の防犯性能を十分に発揮出来ないなんてこともあります。

玄関は、お客様の大切な生命と財産を守ってくれる大事な鍵なので、多少の取付費が掛かっても鍵屋に取り付けてもらい、泥棒などの侵入などを防ぐ安心という価値を買ってください。

エスカッションとライナー

エスカッションとライナー組み合わせ

私も鍵屋として24年の経験がありまして、毎回この万能引戸錠を取り付けるときに、まず既存錠前を外した段階でエスカッションやライナーが何枚必要か、また何処にエスカッションやライナーを挟んで取り付けたら良いのか、イメージしてやりますが一発でぴったり取付が出来るときと、いまいちシックリ来ないときはもう一度錠前を外して、何回でも納得いくまで調整することもあります。これほど万能引戸錠は取付が難しいものなのです。

取付完了

取付が終わっても終わりではありません。老若男女いろんなご家族の方が使っても問題なく使うことが出来るかイメージしながら、扉や鍵を早く閉めたり開けたり、遅く閉めたり開けたり、押して閉めたり開けたり、引っ張って閉めたり開けたり想定されることをテストして確認します。またそのどれか一つでも少し違和感があるようなら、また錠前を取付直しして不具合が出ないよう細心の注意を払って取り付けします。ここまでやってやっと取付が完了するのです。

ですが、今回の取付時間はスムーズに作業が出来たので20分ほどで取付が終わりました。(ほとんどの場合は問題なければ20分程度で取付完了です。また調整などで取付に時間が掛かっても40分程度で終わります。)

玄関の鍵でお困りの際は、キーマン静岡までお気軽にご相談ください。

 

 

 

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