静岡県警察本部から、焼津市と藤枝市の某ドラッグストアで万引きが多発しているとのことで、防犯設備士の防犯伝導士としての防犯診断及び指導の依頼を受けて、警察の方と同行して行ってきました。
お店の責任者の方に挨拶をした後、店内を防犯巡回させてもらったところ、他のお客さんが見てるし、店内には至る所にたくさんの防犯カメラが設置してあり、とても万引きなんて出来そうもない雰囲気の店舗でしたが、万引き犯は巧妙な手口で犯行に及んでいました。
万引き犯の手口
1⃣まずは一般客として店舗入り口前に設置してある買い物かご手に取り店内に入ってきます。
2⃣盗みたい高価な商品を物色し買い物かごの中に入れていきます。このとき、単価の安い商品もいくつか、かごの中に入れていきます。
店内の防犯カメラには、犯人が買い物かごに入れる瞬間もしっかりと録画されています。
3⃣防犯カメラが映らない死角に入り、持参してきたエコバックに高価な商品だけ入れます。
4⃣買い物かご中には、単価の安い商品だけが残ります。その後、セルフレジでかごに残された単価の安い商品のみお会計します。
5⃣店舗出入口に設置してある、万引き防止センサーに引っ掛かる事無く店舗を出ていきます。
なぜ、レジで精算していない商品を持って外に出てもセンサーが鳴らなかったのか?
犯人は、どうしたらセンサーが鳴ることなく万引き出来るかを知っているのです。(-_-;)
防犯アドバイス
防犯設備士として、防犯カメラの死角となっている箇所への防犯対策の強化と、店内を常に巡回している万引きジーメンさんと、店舗スタッフさんが防犯の目となり、犯行しづらい雰囲気づくりにしたほうが良いとアドバイスさせていただきました。(^^)/
防犯カメラには、不審な動きをしている人物を自動でズームアップして追跡する防犯カメラもあり、防犯カメラの死角から出てきた犯人の買い物かごの中の商品が無くなっている様子もしっかりと録画され、後から追跡できるようになっています。
私たち防犯伝導士は、静岡県内の防犯設備会社と警察と連携を取り、地域の安心安全のお手伝いもさせてもらっています。(^^♪