解錠前
御前崎市のお客様より、ダイヤモンドセーフ 押しボタン、テンキー式金庫の暗証番号を押しても開かないとのことでのお電話いただきました。
まずはお電話にて解決出来ればと思い、暗証番号を押しても開かないと言うことは電池が切れてませんか?と聞いてみましたが電池が何処に入っているのかもわからないとのことでしたので、ボタンの横にスライドするカバーが付いているはずですので指でスライドしてみてくださいとご説明してフタが取れたようです。その後、単三電池4本を新しいものに入れ替えてみたようですが、それでも開かない!とのことでしたので状況から考えますと①暗証番号の記憶が消えてしまっているか②電池の液漏れにより電池ケースや基盤が腐食してしまい反応しないのか③金庫内に物が詰まり過ぎていて扉に負荷が掛かっていてカンヌキが動かない。かのどれかと想定でますとお話しましたが、ここまでくるとお客様では自己解決出来ないと思われたのでお伺いさせていただくこととなりました。
テンキー部
現場に急行し確認すると、②の電池ケースが腐食していて電池交換しても反応がない状態でした。まずは電池ケース内の腐食した部分を掃除してみましたがそれでも反応はありません。そうなると基盤のほうまで腐食してしまっている可能性が高く、もう暗証番号を押しての作業では解錠することが出来ませんので、お客様にご説明してテンキー部を分解し強制解除をして解錠しました。
解錠
テンキー式金庫は、ダイヤル式金庫に比べ解錠するときに操作が楽で良いのですが電池交換するというメンテナンスが必要で、電池は1年に1回の交換をお勧めします。電池が切れた状態で暫く放置すると記憶してあった暗証番号が消えてしまったり、電池が液漏れして腐食してしまい故障の原因にもなりますので注意が必要です。
また耐火金庫には寿命があるのがご存じでしょうか?耐火金庫は建物が万が一火事になった場合、金庫内の書類や財産が燃えないよう守ってくれるのですが、金庫購入から20年が経過すると耐火の性能が落ちてしまい、火事のときには金庫内の財産や書類が焦げてしまったり、焼けて消失してしまいますので20年経過した金庫はその後、防犯としては役に立ちますが、耐火としては役にたちませんので、新しい金庫に買い替えることをお勧めします。
キーマン静岡では、各種メーカー耐火金庫の販売設置や廃棄処分まで承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。